2021年3月18日木曜日

理想的な親子関係の中で苦しむ子

親子関係が密接で仲睦まじい。


これは『良いことしかない』

ように思える言葉です。


でも、このような理想的に見える親子関係であっても

子どもが苦しんでしまっている場合があります。


それは、その理想的な親子関係を親が一方的に望んで作り上げている場合です。



子どもは作り上げた理想の親子関係を守ることが

親を喜ばせることだと知っています。


裏を返せば、その関係を崩せば、親が悲しむということも

知っているということです。



優しければ優しいほど、子どもはこの親子関係を守ることを

最優先事項にしてしまいます。



何か学校などで悩みが生じるような出来事があったとき、

そのことを親が知ることで理想の関係が崩れてしまうのでは?

と心配してしまう。


親に心配かけることが

理想の仲睦まじい親子関係を崩すことになってしまうのではないか・・・

そうなったら親が悲しむのではないか・・・

笑顔の関係が崩れてしまうのではないか・・・



仲が良いがゆえに

子が悩みを親に言えずに1人で抱え込んでしまう。


そんな関係が起こりえるのです。


親子関係は千差万別。


自分が子に過度に理想像を背負わせてしまってはいないか。

そんな視点から親子関係を改めて見つめることも

時には大切なことかもしれません。

2021年3月13日土曜日

子どもに期待するから関係が悪くなる

 親子関係が悪くなってしまっている親子の原因は様々であり、

これが原因だ!というものは実際に観察してみないとわかりません。


ただ、多くの親子で共通していることの1つが

「親が子に期待し過ぎている」

ということです。


親は子どもを愛しています。

愛していれば幸せになってほしいと考えます。


その幸せの姿を親は想像します。


その姿はどこから生まれるのかといえば、

テレビからの情報だったり、

自分の過去を振り返って生まれるものだったりすることが多いです。


今目の前にいるわが子から生まれたのではなく、

子どもの外側から生まれたものです。


子どもは当然のように親に従います。


子どもにとっては親の言葉は絶対的に価値があります。


しかし、子供が成長していくにつれて、

自分の内側から生まれた価値と、

親から与えられた価値にズレが生じてくるものです。


そのズレを感じたとき、子どもは自分の内側から生まれたものに

従い始め、それが反抗期となって表れてきます。


ここで親が

「子どもに期待し過ぎる」ために生まれるのが

感情的な態度です。


自分の思い描いていた期待通りにわが子が歩んでくれなければ、

それは「期待外れ」となり、

時に「怒り」という形で子供に向かうことがあります。


その「怒り」を受けた子は、最終的には親の描いた期待に

沿えない罪悪感から「逃避」に向かいます。


その逃避が「非行」という形で出たり、

「引きこもり」という形、「不登校」など、

様々な形として表れてきます。


元をたどれば、「親の過度な期待」が原因だった。


このようなことがあるのです。


「子どもに期待するな」といえば、

それはそれで極端になってしまいます。


期待はするけど、「そこそこ」で期待すれば良いのではないでしょうか。


期待をしないで「信じる」という心構えでも良いのかもしれません。


とにかく、親として思い描いた期待を子どもに押し付ければ、

子どもは息苦しくなり、親子関係が悪化することがある

ということだけを知識として覚えておいていただけたらと思い

今回記事を書いてみました。


良い親子関係をどう築くか。

これからも考えていきたいテーマです。

2021年3月7日日曜日

歴史年号の語呂合わせ【ベスト】

 どんどん追記します。


645年  大化の改新    「むじこ」で終わった大化の改新

672年  壬申の乱      天下とる「旨に」壬申の乱

701年  大宝律令     「なれ!1」番の律令国家

710年  平城京に遷都   「なんと」奇麗な平城京

743年  墾田永年私財法   制限「なしさ」私財法

794年  平安京に遷都   「なくよ」うぐいす平安京

894年  遣唐使の廃止   「白紙」に戻そう遣唐使

935年  平将門の乱    「草越」しに隠れる将門の乱

1086年 白河上皇院政   「いちおうやろ」白河院政

1167年 平清盛 太政大臣 「いいむな」しさ清盛大臣


2020年1月23日木曜日

子供の段取り力を高める育て方

段取り力。


みなさんはこの力について考えたことがありますか?


お子様の段取り力は高まっているでしょうか?



いわゆるお勉強と言われることについては意識が高い方であっても、
この力を育てる視点を忘れているということがあるので、
今日は少し書いてみますね。


お母さんが、昨日分数の引き算を生活で使うことは無かったはずですよね。


お父さんが仕事で平行四辺形の面積を使って取引したなんてこともないはず。



学校で習ういわゆるお勉強は使わない知識もあるけど、
その背景にある
「段取り力」は絶対に使っていたはずですです。



お母さまであれば、料理を作るときは100%段取り力を使います。

それだけではなく、
次に何をするか、あれをしてこれをすると
色々考えながら1日を回しているはずです。



勉強を教えていると、子供たちの段取り力が低下している
という事実に気づきます。


授業が始まってから教科書、テキストを出す。


授業の流れは毎回のパターンでわかっているのに、
次の準備ができていない。


私が指示をしないと
勉強の段取りがうまくいかないとすれば、
それは段取り力が育っていないことになります。



子供たちの段取り力が低下する原因は
様々ありますが
1つの原因として命令される生活にあります。


1日のスケジュールが曖昧であり、
自分で考えて動く前に、命令的な指示を受ける生活パターンになってしまっていると、
子供の段取り力は高まりません。



この命令されないと動かない習慣を打破しない限り、
ずっと段取り力は高まることがありません。


子供が自分で考えて行動するためにも、
まずは1日の行動を子供が見直すだけではなく、
私たち大人も、子供の段取り能力を高めるという視点をもって
日々の生活を見直すことが大切です。


その視点をもてば日々新たな気づきがあると思います。
何か気づきがあれば、ぜひコメントください!

2020年1月22日水曜日

子供にドラクエの攻略本のように人生を歩ませない


昔ファミコンでドラクエというゲームが流行っていましたね。

今も流行っているのかな?


ロールプレイングゲームというやつで、
主人公がある架空の世界を冒険しながら目的を達成するというものです。


で、このドラクエには攻略本というのがあるんですね。


発売した会社とは別の会社が
ドラクエの架空の世界の洞窟や、
進むべき手順がすべて
詳細に書かれているんです。


私も読んだことがあります(^^;


ただ、今考えたら非常にもったいないことをしていたなと。


せっかくゲーム内で自由に遊べるのにも関わらず、
攻略本通りに進めていくなんて、
全くつまらないですよね。


一本道をただ進むだけですもん。



子供たちを見ていると、同じようなことを勉強でもやっているんですよね。


タブレット型とかPCで授業を進める学習塾がありますよね。


間違えた問題からその子の躓きやすいところを分析して、
復習問題を出してくれるというやつです。


確かに点数は伸びると思います。


でも、弱点って人に見つけてもらうべきことなんですかね。


自分は何が苦手で、何に課題があるのか。
その苦手、課題を解決するために、
どうしたらいいのか。


先生に聞いてみよう。親に聞いてみよう。
本屋さんで問題集を見てみよう。
友達に聞いてみよう。


自分の答案を見てみよう。


色々な手段があるはずで、
その手段を選ぶところから、
人間の問題解決能力は育まれていくのではないでしょうか。


ドラクエの攻略本のように、
一つの道だけをたどるような生き方をしていたら、
子供たちは大人になって苦しむと思います。


人生は攻略本ないですから。



ずっと攻略本のようにタブレットが、
PCが導いてくれた道を歩んで大人になった子は、
大人になっても
同じような攻略本を探して生きることになります。


だから安易な情報に騙されてしまうのです。


自分の頭で考える力を奪うような教育は
例え点数が一時的にアップしても、
人間としての成長は期待できないんじゃないかな
って個人的に思います。


みなさんはどう思いますか?

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